自分の心に嘘を付かないということ

昨日の深夜1時ごろだったか、カラスが一匹「カァ」と鳴いた。 真夜中に鳴くとは珍しいこともあるものだと、ウトウトしながらベッドに横たわる。 しばらくして今度は、誰かが窓のようなものを閉める音がした。 心地よく響いたその何気ない生活音は、宇宙を切…

ある感覚

ある身体感覚について書いている。(厳密に言えば身体感覚という表現も誤りなのだけれども) 薬物の常用も服用もしておらず、調べてみた範囲で精神疾患の症状にも当てはまらないので 妄想や幻覚である可能性はおそらく低い。 ただ、私個人の見解であり独善的…

AR(拡張現実)が人の脆弱性を塞げればいいな

Black Eyed Peasの新曲「The Time (Dirty Bit)」ではプロモーションビデオにAR表現が使われている。 メガネ型、コンタクト型、裸眼型のARが実現するような社会になれば 容姿偏重を上書き解決できちゃったりして。

デザイン一新

ブログの模様替え。

あまり時間が無いかもしれない。

この日記は、見性を探索する目的で作ったのだが、プライベートな悩みも吐露しているため 他者との交流は避けてきた。 逡巡をそのまま載せているため、他者に向けた言葉でもなし 読む側としては非常に中途半端だと思う。 そこで、限られた時間しか持たない一…

あずかり知らぬものの浸透

ままならぬ感情を抱えた折に、ままならぬ他が自に流入する。書くという行為はどうしても自が立ち上がってくるので、純粋にそれを取り出して見せる事は出来ないが、生きていく上でまたひとつ生き易くなった。

生存を図るための受動的な変化も、後から顧みれば進化と呼べるのかもしれない

大手民放ラジオ局が足並みを揃え、3月からインターネット上で同時放送を始めるとの報道があった。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100210/212732 著作権上の問題からリアルタイムでのストリーミング配信が叶わず、閉塞感を漂わせていたラ…

私の知覚外で世界が運行しているという事実に胸打たれながらも、その認識やその運行に直に触れた時点で脳内に幽閉されてしまうのが人間なのか

先日、クオリア日記で興味深い書評がアップされた。 茂木健一郎 クオリア日記: クォンタム・ファミリーズ 過去に一読した解説サイトも改めて読み直し、以前とは異なる感慨で満たされた。 http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/tasekai1.html 多世界解釈につ…

傷は、過去を脱ぎ去り変身することで癒やすもの

英語学習に最適な教材が無料で利用できる。広告料で運営しているのだろうか。ネイティブの発音まで確認でき、重宝している。 http://smart.fm/apps/iknow 地味だが必要なステップをきちんと踏めば、人間が想像可能なことくらいは達成できると言ってのけた人…

崖の上のポニョ

金曜日、日本テレビで放映されていた「崖の上のポニョ」を観賞した。少なからず教養が要る神話的な謎解きは断念しつつも、唸らされる部分はそこかしこにあった。 まずは並存性。宗助とリサの暮らす日常では、他の児童や保護者、介護施設の職員らがそれぞれの…

マイルストーン

何かの岐路を過ぎたような気がするのでここに留めておく。 与えられた生をどう引き受けるか。それに私は苦心してきた。 試行を重ねるにつれ、身体性を無視した方法論は有効性を失っていく。 身体は、必然的に、その外部のものと対立を強いる。 ある地点で、…

悪夢から覚めるために

気になることがあった。 それは先日見た夢で、赤や黄色いのゲル状の洪水で街が次々と飲まれていくもの。 テレビで生中継され、窓の外にも同じような光景が広がる。 まことに頓珍漢な光景なので、私は夢の中で夢かと疑うが、 リアルに見えているのだから夢で…

土曜日の午後、「飛び出せ!科学くん」というバラエティー番組の総集編が放映されていた。 風船カメラで地球を撮ったり、田んぼで生き物探しをしていたり。 http://www.youtube.com/watch?v=H6pII_ZMj7M 田んぼで捕れるタガメやドジョウはエイリアンのようで…

生きていても死んでいてもいいのだ。 人間が介在しようがしまいが脈々と息づく因果の流れのようなもの。 慈悲にも無慈悲にもなるその流れ。 高尾山の大木に生える苔や小石がなぜそこにそのようにあるか。 私やあの人がなぜそこにそのようにあるか。 直接的に…

一日分を生きる

啓発書の古典「道は開ける」にも類似の記述があった。問題は一気に解決しない。今日一日分だけを生き、一歩だけ歩みを進める。 生きていること自体、苦しみなのだから、自ずから愉しくする。 皆、苦行を運命付けられているのだから、仲間なのだ。 学習された…

背筋が伸びるまでの背景

午後9時前の銀座晴海通り。車窓から見ると色とりどりの光が煌めき、宝石がちりばめられた様な街並みである。その中を数多くの人が行き交っている。 その大海に自分が投げ込まれ、生きていることを思う。あんなにもたくさん、己の生を抱えて生きている人間が…

掃除と課題

掃除しながら考よう。ブログのエントリーで自分なりの美しさを発揮するなら、どんなものになるか。

素朴

背筋が伸びるまでの背景でもよいのだが、調理せぬまま、素朴に、車窓から眺めたときに受け取った非言語的な感触に寄り添ってみる。 街を行き交う人の波。それを成すひとりひとりに人生の軌跡がある。その膨大な集積の中に、わたしと私の抱える悩みもある。気…

書いてはみたものの

日記を書いて投稿してはみたものの、下書きへ移動した。イマイチだからである。未来の私と、未来の名も知らぬ誰かがサルベージしたところで読むに値するものを書けているとは思えない。毎日の生活の、もうちょっと生々しい、かつ微妙なエッジの部分に焦点を…

傷を負いながらも考えること

なかなかスムースにはいかない。 つらく心が硬くなってくると、 やわらかくする道筋を 命が探し始める。 訪れたことのないイタリア南部の街並みや セイシェルの美しい浜辺に思いを馳せる。 路地の小さな居酒屋や手作りのケーキ屋で 店内に漂う匂いをイメージ…

フランツ・カフカの「城」

村上春樹は15歳で読んで衝撃を受けたというフランツ・カフカ。「城」の全編に漂う乾いた存在様態を追体験している。仕事によって、私という存在がなんとか許されている。そんな考えに陥っても無理はないかなと感じる。 ひとりひとりの生の充実に寄与するはず…

でかい顔をして

文字通りでかい顔をして、大腕を振って歩けばいいんじゃないか。保身や臆病さから、他人の顔色を窺い気に入られようと生きてきた。だが卑屈になってうつむいて生きるよりも、たとえ嫌われようが顔をあげて好きなように生きたほうがいいじゃないか。 現状に何…

東京奇譚集

1Q84が手に入らず、代わりといっては何だが自宅にあった東京奇譚集を読む。[書評]東京奇譚集(村上春樹): 極東ブログを発見して、さっそく品川猿から読み始める。ハナレイ・ベイや偶然の恋人は読んだ気がするが、どうも品川猿は初見の印象である。東京奇譚…

天国への階段

お気に入りのブログ群を久しぶりに巡る。やはり素晴らしいことが書いてある。爆発的にあれだけ書いてクオリティにばらつきもない。それが無料で読める。ありがたいことこの上ない。 個人的な近況としては、精神的には追い詰められている。澱のように沈殿して…

探求

どうしようもないことが人生では起こる。しばしばそれに現実的な解決策が無いこともある。そこで、行き詰っても立ち止まらずに、解決可能な地点に立ち戻って新たなルートを探る。 このような果ての無い探求が生きるということであり、肉体的にあるいは精神的…

賭け

昨夜は気持ちが落ち込んでいたためか、日記の更新が頭から飛んでいた。あまりネガティブな言葉を連ねたくないのだが、いかにそれを突破するかという観点からすれば、悩みを吐露することから始めてもいいかもしれない。 標準から大きく外れた風貌は目立つのだ…

ランニングシャツ

大きな雨音と雷のとどろきが、これまで幾度となく過ごしてきた夏の感触を蘇らせる。帰省した田舎で過ごしたランニングシャツ一枚の夏の夜がフラッシュバックする。

歴史

久しぶりに大きい雨音を聞いた。そろそろ梅雨の季節らしくなってくるのだろうか。ブログを執筆する今ここと、世界の歴史的な瞬間との連続性を想う。

カバン

雨になるかと折りたたみ式の傘をカバンに入れておいたものの、その出番はなかった。近所の個人商店が真新しいアパートになっていた。変わり続ける街並み。

要請

心と身体をうまく操るのは難しい。知らず知らずのうちに意図から外れていたり、そもそも意図自体の底が抜けていることを省みなくなっている。先を見れば足元のぬかるみにはまり、逆に足元を見れば木の枝に頭をしたたか打ち付けてしまう。 視点を変えて長い歴…