生存を図るための受動的な変化も、後から顧みれば進化と呼べるのかもしれない

大手民放ラジオ局が足並みを揃え、3月からインターネット上で同時放送を始めるとの報道があった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100210/212732


著作権上の問題からリアルタイムでのストリーミング配信が叶わず、閉塞感を漂わせていたラジオ。聴取者と広告費の減少という外圧を受け、先細りの保守的な構造に風穴を開けることにしたようだ。


現時点で、私の目には概ね好ましいように映るが、この一石がどのような紋様を描くか。配信方式はAdobe Flash形式との事で、おそらく余分なプラグインも必要ない。かつてYoutubeがそうであったように、聴取の敷居は低く設定されている。


単純に考えて、聴覚に訴えるラジオは、視覚的な操作が大半を占めるブラウジングと親和性がそうだ。
実際のところは、いかなる質感をもたらしてくれるのだろうか。


追記:タイトルの漢字を訂正。