川は別々の流れだが、やがて海へ出る。そこでひとつになって、雲にわかれる。
ちぎれ雲もいれば、入道雲もいる。適当なところで雨になって山なんかに注ぐ。
小さな小さな弱弱しい流れはやがてひとつの川になる。
 人の人生も川のごとく。死という到着点、着地点をきちっと見据えなければ
あっちへふらふらこっちへふらふらしすぎてしまう。