2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

背筋が伸びるまでの背景

午後9時前の銀座晴海通り。車窓から見ると色とりどりの光が煌めき、宝石がちりばめられた様な街並みである。その中を数多くの人が行き交っている。 その大海に自分が投げ込まれ、生きていることを思う。あんなにもたくさん、己の生を抱えて生きている人間が…

掃除と課題

掃除しながら考よう。ブログのエントリーで自分なりの美しさを発揮するなら、どんなものになるか。

素朴

背筋が伸びるまでの背景でもよいのだが、調理せぬまま、素朴に、車窓から眺めたときに受け取った非言語的な感触に寄り添ってみる。 街を行き交う人の波。それを成すひとりひとりに人生の軌跡がある。その膨大な集積の中に、わたしと私の抱える悩みもある。気…

書いてはみたものの

日記を書いて投稿してはみたものの、下書きへ移動した。イマイチだからである。未来の私と、未来の名も知らぬ誰かがサルベージしたところで読むに値するものを書けているとは思えない。毎日の生活の、もうちょっと生々しい、かつ微妙なエッジの部分に焦点を…

傷を負いながらも考えること

なかなかスムースにはいかない。 つらく心が硬くなってくると、 やわらかくする道筋を 命が探し始める。 訪れたことのないイタリア南部の街並みや セイシェルの美しい浜辺に思いを馳せる。 路地の小さな居酒屋や手作りのケーキ屋で 店内に漂う匂いをイメージ…

フランツ・カフカの「城」

村上春樹は15歳で読んで衝撃を受けたというフランツ・カフカ。「城」の全編に漂う乾いた存在様態を追体験している。仕事によって、私という存在がなんとか許されている。そんな考えに陥っても無理はないかなと感じる。 ひとりひとりの生の充実に寄与するはず…

でかい顔をして

文字通りでかい顔をして、大腕を振って歩けばいいんじゃないか。保身や臆病さから、他人の顔色を窺い気に入られようと生きてきた。だが卑屈になってうつむいて生きるよりも、たとえ嫌われようが顔をあげて好きなように生きたほうがいいじゃないか。 現状に何…

東京奇譚集

1Q84が手に入らず、代わりといっては何だが自宅にあった東京奇譚集を読む。[書評]東京奇譚集(村上春樹): 極東ブログを発見して、さっそく品川猿から読み始める。ハナレイ・ベイや偶然の恋人は読んだ気がするが、どうも品川猿は初見の印象である。東京奇譚…

天国への階段

お気に入りのブログ群を久しぶりに巡る。やはり素晴らしいことが書いてある。爆発的にあれだけ書いてクオリティにばらつきもない。それが無料で読める。ありがたいことこの上ない。 個人的な近況としては、精神的には追い詰められている。澱のように沈殿して…