2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉にするのはもったいない

NHKのサイボーグについて取材した番組で、 ある実験の被験者となった立花隆は 何かを言いたい気持ちが胸の中に渦巻いているにもかかわらず どう表現して良いかわからないという趣旨の感想を述べていた。 その実験は立花隆の右手に針の電極を刺し 電極の先に…

脈々とバトンされる表現

赤塚不二夫葬儀での森田一義の弔辞のなかで 次のように述べられている。 あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を…

影響

宮崎駿を特集したプロフェッショナル仕事の流儀は 印象深いシーンが随所にあった。 一度見ただけなので正確ではないかもしれんけども 生まれてこなければという葛藤や、 自分たちの奥底にあるものがひょこっと顔を出すという話、 論理ならいくらでもかけるが…

avant et après

たまにはあまり成績の芳しくなかったフランス語も使ってみる。 たしか小林秀雄の短編集で述べられていたように思うが かつてavantとaprèsは時間的に逆の使われ方をしていたそうである。 未来が前で、過去が後というふうに。 味わい深いエピソード。 見性って…

戦う吟遊詩人

ポップな話題をひとつ。 先日27時間テレビで久々にビートたけしが生出演していた。 数十分前の中継を前フリとして、 二度目の中継で船へと渡りきるたけし。 途端にバランスを崩して画面奥の海へと消える。 日本語なんてわからなくても、 誰でも噴出してしま…

見性ってなんぞや

このblogを始めた理由のひとつは禅の見性とはなんぞやという探求であった。 只今の私の考えでは、学問的知識の多寡の関連性は薄い。 しかしだからといってそれを軽んじるわけでもない。 学問的知識を含め、つまらぬものなどあるわけがない。 偉人の残した数…