2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

行く末は決まっており、問題はどこにでなくどう行くか

無風の中では容易く出来ることも、逆風が吹けば困難になる。 逆風の只中での思いは、無風になると薄らいでしまう。 順風逆風無風、いずれの風でもぶれない事。一朝一夕では成し得ない。 朝鍛夕錬の必要がある。 その朝鍛夕錬を支えるものがあるとすれば、お…

かけら

私たちは欠片でできている。 さまざまな人々と行き交い、さまざな場面と向き合っていく中で ほんの小さな欠片を少しずつ受け取ってゆく また同時に、同じくらい小さな小さな掛け替えのない欠片を 触れ合ったもののなかに残してゆく。 欠片の形も色も材質も千…

自戒のために

「この一日の身命は、尊ぶべき身命なり、貴ぶべき形骸なり」 私は自らの行いを無邪気に過信する傾向がある。 ずっと気になっていた坂東玉三郎の「天が見ている」という言葉と併せて 折に触れて読み返し、自戒を思い起こさせるために、この言葉を記しておく。…

所有という幻想

何かを手に入れよう、所有しようという欲望を満たすとすれば それはあくまで手段としてでしかない。有限の生の自覚にピントが合うに連れて 所有の幻想は脆くも崩れ去り、毎日の行いにこそ生きる価値があることに気付く。 お金を儲けるのもいい。素敵な洋服を…

私という呪縛

畢竟どこから私なのであろうか。もしや自由や自発性は存在しないのではなかろうか。意識や意思を脳の活動が生み出すとするならば、その活動すら何らかのプロセスを経て生み出されている故に、自由や自発性を担保する余地はなく、無限の連鎖反応が展開されて…