戦う吟遊詩人

ポップな話題をひとつ。
先日27時間テレビで久々にビートたけしが生出演していた。
数十分前の中継を前フリとして、
二度目の中継で船へと渡りきるたけし。
途端にバランスを崩して画面奥の海へと消える。


日本語なんてわからなくても、
誰でも噴出してしまいそうなくらい
良い出来だった。


そこで特に気になったのはカメラワーク。
普段のお笑い番組
船からの転落というハプニングが起きたのならば
海中のたけしにカメラはズームインする。


しかし実際には淡々とその場所を映し続けるだけであった。
追記:見直してみたところ、ズームインはしていました。訂正。


それがまた可笑しさを助長し、全体の構成の出来栄えに
大きく寄与していた。


抑制の効いた面白い撮り方をするのは誰だったのだろうと
思っていたところ、
ナインティナインのオールナイトニッポン
その内幕が一部披露された。


カメラワークに入念な指示を事前に与えていたのは
ビートたけし本人であった。




ポップな話題をもうひとつ。
任天堂スーパーファミコン用のソフトで、
スクウェアが開発したロマンシングサガというタイトルがある。


シリーズ通して吟遊詩人が重要な役割を果たすのであるが
第三作目にして初めて仲間として共に冒険するようになる。


動機は一緒に旅すれば良い詩がかけそうだからというが、
戦闘においても主人公顔負けの能力を発揮する。


その吟遊詩人は物語のクライマックス、
最後の大ボスと対峙するとき
来てよかった、最高の詩がかけそうですと語る。



時には歌い、時には戦う。
詩はいつも忘れない彼ら。