無制限の制限

アジアチャンピオンズリーグ浦和レッドダイヤモンズが優勝。
あの弱小チームがリーグ代表、さらにはアジアの頂点にまで登りつめるとは
未来などわからないものですね。


そんな昨今
ドーハの悲劇をリアルタイムで観ていた事もあり、日本代表に関心を払ってきた私も
クラブチームへと比重を移しつつある。


理由としては、
FLORENT DABADIEが「国の代表サッカーの滅亡…」や「Chauvinism」という
エントリーで書いていたことに似ている。


当時は己の価値観に照らして受容しがたいものだったが、
今ではわりとすんなり納得。
人って変わるものです。


「スポーツにおいて根源的で大切にしなくてはならない要素はルール。
本来はあるはずのない、定めようのないところに
敢えてルールという制限を課すことでスポーツは成り立っている。


チーム編成についても同じこと。
どのようにチーム分けをするか、表現を変えれば敵と味方をどう分けるのか。
本来あるはずのない、一意に定めようのない区別。
そこで敢えて区別することでチームが成り立ちルールに沿ってスポーツが行われる。」


なーんて考えるようになった2007年秋は
敵味方の流動性が極端に低い国別代表はちょっと息苦しい。


制限の全く無い、同時に制限しか無いこの世界。
国籍という制限だけを特別視しなくていい。


クラブワールドカップには是非、元祖ワールドカップを超える
発展を遂げてもらいたい。