自他の対立の消え去るところ或いは真に釣り合う美しい時

犬の散歩に公園へ。
宵闇の公園には無数の落ち葉が佇んでいる。


何の変哲も無い、秋の光景。


当たり前と言えば当たり前。


その当たり前に至る流れを聞くことが出来たのなら
バラバラであったピース達は整合性を持って存在感を示しだす。


分厚い分厚い壁に開いた小さな小さな針の穴。


其処を突破口に
文字通り腐るほど落ちている木の葉達と私が交わる地点を目指す。