継続

 バレエダンサーや歌舞伎役者、プロスポーツ選手など晴れの舞台で活躍する人々は、顔色一つ変えず当たり前のように妙技を披露する。伸るか反るか勝負する風の鬼気迫った雰囲気は感じさせず、ブレも無い。
 おそらくそこでは既に勝負が決しているのだろう。晴れの日に至るまでの、そしてそれ以降も連綿と続いていく日常こそ彼らが闘っている勝負の場なのか。


 続けること。多くの分野で素晴らしい実績を持つ人々が口を揃えてそう言う。彼らにとって先が見えないのは不安ではなく、希望なのだ。変わり得るという可塑性、果ての無い更新可能性にチャレンジし続けている。
 私もその航海へ。